2020年02月22日

KKMoon/Feeltech FY6800 信号発生器でFM変調をかける話

gr-ad2の検証用にkHz帯のFM信号が必要で、SGを購入しました。

FY6800.jpg

選んだのは KKMoon の FY6800 という製品で最高周波数は60MHzです。
Amazon.co.jpで 13,299円でした(2020年1月22日)。Aliexpressでは90USDくらいです。
200円安くFY6700も販売されていますが、性能差は無いようです。
違いはボタンが一つ多いことで、海外のレビューサイトの「僅かに使いやすい」という言葉を信じてFY6800にしました。

軽く確認してみると…
・周波数ズレはおよそ-13ppm(しかも電源投入後どんどん下がっていく)ありました。
・1kHzの歪み率は0.1%以下でした。これはDDS内蔵のSineテーブルに依るので実際はもっと低いと思われます。
・設定/表示は Peak to Peak なので、RMSにするには 2.82 で除算する必要があります。
・USBでPCから制御可能です。アプリケーションは FeelTechのサイト の FY6800 User Guide からDL可能です。CmsEasy_file_ide.zip というファイルに格納されています。

FM変調でソースをCH2にする場合の手順は下記のとおりです。
・Modulation Mode でFMを選択
・SourceをCH2にする
・SGモードでCH2を有効にする(CH2から信号が出る状態にする)
・Modulation Mode に戻って BIASを任意の変調度に設定する。
 このとき、CH2で設定した振幅はどの値でも影響ありません。
 BIASを1kHzとした場合、p-p で1kHzの変調度となります。
 通常、モジュレーションアナライザの表示は (p-p)/2 なので、2倍にすることを忘れないようにします。

変調度はBIASをアクティブにしてダイヤルを回すだけで変えられますが、変調周波数は一度、信号発生モードでCH2の周波数を変更してから Modulation Modeに戻ってくる必要があります。
連続して変えたい場合、これは結構な手間です。FY6800 PC Softwareをインストールしてみましたが、同様の操作が必要でした。そこで、FM変調を操作することに特化したアプリを作ってみました。

FY6800_FM_SET.png

Mod Freqの NumericUpDownコントロールで数値を変えると、自動でコマンドを送出、変調周波数を変えてくれます。

ちなみに、ModulationをFMにするコマンドはFY6800 Serial communication protocol.docには記載がありませんが、「WPF5」です。
FM変調は、背面の「VCO IN」端子から信号を入力することでも可能ですが、入力範囲が0-5Vなので、バイアスを掛ける必要があります。また、こちらは振幅に応じて変調度が変わりますので、別途モジュレーションアナライザで変調度を確認する必要があります。

ちなみに、「FY6800_Labview.vi」はこのDDSをコントロールするドライバではなく、操作パネルでした。
FY6800__Labviewp.png

FY6800__Labviewd.png
posted by MON at 22:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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